ハローワークのメリット・デメリット

メリット

ハローワークを使うメリットは早期転職ができた場合に再就職手当がもらえる点です。給付額については就職などをする前日までの失業認定を受けた後の基本手当の支給残日数によって違います。例えば、3分の2以上残して早期に再就職できた場合は基本手当の70％、3分の1以上残して早期に再就職できた場合は基本手当の60％が支給されます。他にも条件はありますが、基本的には再就職が早ければ早いほど額が多くなるようですね。
地域の求人に強いのも嬉しいポイントです。ハローワークは全国各地に設置されており、地域に密着した求人を扱っています。U・I・Jターン就職の支援も行っているので、地方や地元で転職したい人にもおすすめですよ。医療・福祉分野へのマッチング支援も強化しており、人材確保対策コーナーといった部署も設けられています。求人を出している医療機関への支援を強化しており、求職者に対しても細かなサポートを提供していますよ。ミスマッチが起こらないように支援してくれるので、早期退職するリスクが大幅に減ります。
また、自分のペースで転職活動を進められる点もメリットとして挙げられますね。直接足を運んで求人を紹介してもらうだけでなく、インターネット上から検索することもできますよ。

デメリット

注意したいのが、質の悪い求人が少なくない点です。ハローワークは無料で求人を掲載できるだけでなく、情報量も必要最低限で済むので、いざ働き始めてからイメージと違ったと後悔するリスクがあります。「採用活動にお金をかけたくないけど人手が足りない」といった病院がとりあえず求人を出している可能性があるわけですね。
また、ハローワークはあらゆる業種の求人を扱っています。そのため、看護師の転職に特化した職員が在籍しているわけではありません。自分のスキルや経歴についての専門的な相談をしても、きちんとしたアドバイスがもらえる保証はありませんよ。加えて、転職に必要な手続きはある程度自力で進めなければなりません。履歴書の作成や転職先との交渉、退職手続きなどはすべて自力で進めます。忙しい看護師にとってそれらの作業はとても大きな手間となりますので、ハローワークを利用して転職活動をする場合は事前にしっかり計画を立てておきましょうね。